自然観察会


 竜門山の家

竜門山の家 外観

養老孟司先生とヤマザキマリ先生

佐賀大農学部准教授の徳田先生より講演

川にも何かいるでしょうか?

見つめる先には何が?

何か見つけたかな?

昆虫の解説中!

虫取りのレクチャー中!

自由に観察しましょう!

落ち葉や葉の裏も探して!

集合〜!

 
 
 
 

 

自然観察会を開催して

 
2020年から温めてきたこの企画。コロナの渦に翻弄され、やっと実現。スタッフ参加者ゲストすべてにコロナ抗原検査を施行後、会を開始。ゲストは2019年の当院の外科手術体験セミナーの講演者であった養老孟司先生再登場。養老先生は、「バカの壁」シリーズで有名かつ、解剖学者でありながら、虫研究者。特にゾウムシの専門家。「テルマエ・ロマエ」の漫画で有名なヤマザキマリ先生。ヤマザキ先生も博学者で、虫にも造詣が深い。
そして、息子さんのヤマザキデルスさん。ポルトガル語、イタリア語、英語、日本語を自在に操る才能あふれる方。
 今回の講演者は、佐賀大農学部准教授の徳田誠先生。徳田先生は、アフガニスタンで非業の死を遂げられた中村哲医師の名前を多良岳で見つかった新種の昆虫に名付けた先生。たくさんの研究成果を論文発
表されている佐賀県が誇る研究者。研究範囲は植物から動物まで多岐にわたる。
 徳田先生からは、ご自分の今までの進路選択の成り行きと、農学という学問の範囲の広さ、そして様々な研究の内容のお話をうかがった。
その後、ゲストとともに竜門ダムの自然の中へ繰り出した。子供たちは捕虫網と虫かごを持ち、自由に散策。見つけた植物や虫について先生方に尋ねたり、はたまた人生相談をもちかけたり。5月の若葉の緑、澄んだ空気、木々の間から差し込む心地よい日の光。大人も子供もきれいな空気を体いっぱいに吸い込んだ。
人生を謳歌する、ホンモノの大人に出会えた子供たち。この出会いが人生の幅を広げるきっかけの一つになったとすれば、とてもうれしい。

診療部 消化器外科 医師 山元 麻美